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心霊住宅情報館


今回ご紹介するのは、交通事故が頻発する十字路脇に建つマンションの怪。複数の住人が体験している心霊現象の原因は、事故死者の怨念によるものなのか…?!

第6物件 響き渡るサイレンの幻聴、窓に浮かぶ赤い光と人影……
(埼玉県S市)

響き渡るサイレンの幻聴、窓に浮かぶ赤い光と人影…… 埼玉の某不動産管理会社からお祓いをしてもらいたい物件があると言われ、S市内にある10階建てのマンションへ赴きました。現地で落ち合った担当者によれば、賃貸物件として保有しているマンション内の五戸全てで住民の入れ替わりが激しく、その中にははっきりと「幽霊が出る」とクレームをつけてきた人もいたそうです。「リビングに血みどろの女が浮かんでいたとか、首のない背広姿の人影を見たとか、とにかく出てくる幽霊の姿が凄まじいらしくて。私は霊感の類は全然ないんですが、もしかしたらここの道路が関係あるんじゃないかと……」。そう言いながら担当者の男性は、マンション前の交差点を指差しました。首都高速と国道が交差するその地点は交通量が非常に多く、人身事故の多発ポイントとして知られている場所とのこと。言われてざっと霊視してみただけでも、地縛霊や浮遊霊の類が数体確認できました。事故死者の霊に加えて、場が発するマイナスの霊波動に惹かれて浮かばれぬ霊が次々と集まってきているという感じでした。

その後、マンション内へ入り、会社が保有している空き部屋を見て回りました。どの部屋も道路側に面しており、窓の外の景色は殺伐としていました。私は住民が退去したばかりの一室で精神を集中して、さらに詳細な霊視を試みました。初めに浮かんできたのは、救急車とパトカーのサイレンが発する凄まじい音と光。カーテン越しの真っ赤な光が室内を照らし出し、同時に霊体の姿も見えてきました。元住民の証言通り、一体は花柄のワンピースを鮮血で真っ赤に染めた若い女性の霊、もう一体は頭部が著しく損なわれた中年男性の霊でした。いずれも交差点で起きた交通事故で亡くなった人物らしく、死んだ瞬間の苦しみを口々に訴えかけてきました。部屋を逃げ出した住人も、恐らくこれと同じものを見たのでしょう。

私は担当者に頼んで日本酒と粗塩を買ってきてもらい、その室内で浄霊の儀式を執り行いました。幸い、術の効果はすぐに出て、男女二体の霊を無事に幽界へ送り出すことができました。「これでしばらくの間は、霊騒ぎはなくなると思います」と言うと、担当者はホッとした表情を浮かべていました。通常、死者の霊が可視化したり、生きた人間の意識に入り込んで一種の幻覚として感知されたりするためには、その霊体自身にかなり強いパワーが残存していなくてはなりません。今回のケースで霊の力を強めていたのは、間違いなく場の作用によるものです。事故多発地点というマイナスの因果によって引き寄せられた邪気が一帯の霊的磁場を狂わせているため、今後も似たような霊現象が起きる可能性は高く、定期的に場の浄化を行う必要がある旨も付け加えておきました。

三ヶ月ほど経過した現在、問題の五室全てが新たな入居者で埋まったとのことで、そろそろ予防措置としてマンション内の霊的空間を浄化して来ようかと考えているところです。

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